パスワード付きPDFの「罠」
なれば | 思い・想う

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嬉しいことがありました。
10月20日にリニューアルしてから、なんと早速 2件 もお見積りのお問い合わせをいただきました!!
※10月25日現在
ゴイスー!!!!ゴイゴイスー(©ダイアン津田さん)!!!!
いやーほんと興奮してます。まさかこのおバカなサイトをご覧いただき、さらにお見積りのご依頼までいただけるなんて夢にも思わなかった。リアクションいただけるだけで、ほんと感謝いたしております。ありがとうございます!!
「制作実績を見せていただけますか?」とのご要望に早速手配しようとしたけど、これまでは対面でご覧いただくケースばかりだったのでPDFでご送付するということはしてきませんでした。
そこでよくよく考えると、制作実績をPDFでお渡しすることって危険じゃないか?と、ふと思いました。
何が危険かというと、著作権。
お問い合わせいただいたお客様を疑うわけではないのです。
ただ、何が起きるかわからない昨今。
万が一のことを考えたら、著作権まみれのデータをセキュリティもせずお渡しするのは不安が残りました。
見直しの重要性
あれ!?そもそも、著作権まみれの制作実績を実績として扱うのはどうなんやろ?この点、一旦勉強し直します。
制作実績もだいぶ古いものを掲載していたので新たに見直し、Adobe Acrobat Proのパスワード機能を使いパスワード付きのPDFを作成!
自社のことはこれまでほぼ手付かずで古いものに溢れています。
それがドンドン新しいものにチェンジしていっててとっても嬉しいし楽しい!
なかなか見ごたえのある制作実績が完成し、セキュリティも万全だし、我ながら大満足!
早速お問い合わせいただいたお客様にお渡しし、ホームランオフィスのことご理解いただけたら嬉しいな〜〜〜。また何か良い反応をいただけたら冥利に尽きるなー。なんて祈りながらご返答をお待ちしておりました。
ご返答いただくのにそんなに待ちませんでした。
想像よりも早いレスポンス!!!!
来た!!!!!お返事がキタァァァーーーー!!!!!
「PDF閲覧のパスワードが送ってもらったものだと違うようです・・・」
え・・・
ものすごく恥ずかしかった。日頃アルマカン(仮)中村に「よー見直せよ!!」ってえっらそーに言ってるのに、僕、間違ったパスワードをお伝えしました。中村さん、自分のこと棚に上げてほんとすみませんでした。これから見直し作業を怠らず、重々気をつけていきます。ほんとごめんなさい。
神を超えた所業
正しいパスワードをお客様にお伝えし、無事ご閲覧いただけたようでこれまたすぐに嬉しすぎるレスポンスをいただいたのですが、嬉しさ半分、開けてよかったという安堵。情けなやー。
しかし!これでお仕事に発展したら良いなと願い、後は神頼みです。拝みモードで業務再開すると、もう一つお客様からご要望をいただきました。
「Acrobat Readerだけでじゃなくて、Macのプレビューでも閲覧できるようにしてもらえないですか?」と。
ほう・・・
実はパスワード付きのPDF作成した時点で気づいていました。
プレビューで開けないこと。
わかっててんけど・・・
なんかエラーじゃないけど、ちゃんと開かないんだよ・・・
なのでAcrobat Readerでご閲覧くださいとお伝えはしていました。
だけど、いろいろ興奮している脳みそを落ち着かせ考えました。
それできんの?できるん?できるんかな?
プレビューでパスワード付きのPDFが見れないのは仕様だと思いこんでいました。
だけどそうやって指摘されるということは、おそらくお客様はパスワード付きのPDFをプレビューで開いたことがあるんじゃないのか?そう考えた途端、Adobeさんのサポートに電話してました。
そしてサポートさんに検証してもらいました。
- AdobeさんのMacの環境はOS10.11
- 私のMacはOS10.12
サポートさん検証の結果、「こちらでは正常に動作しております。OSの問題ということであれば、サポート対象外になります」とのこと。
ガビーーーーン・・・
OSなの?まじで・・・。ほなあかんやん。せっかくご要望いただいたけど、神もそう言ってることだし無理っすってお答えするしかないやん。
いや、だがしかし、ちょっと待て。自分で検証しきったか?もう一度工程を見直そう。
結論。OS10.12でもできました。
僕、Adobeさん超えたかも。みなさん、何かあったら僕に聞いてください。
じゃあやり方教えるね♪
まずは、NGモードの状態をごらんください。
- プレビューで開いた状態
- パスワード入力したら空っぽで開いちゃう、、、
改めて、パスワードを設定する前のPDFをAdobe Acrobat Proで開きます。
開いた画面で右クリックすると【文章のプロパティ】ってのが出てくるので選択。Macだとファイルメニューの中のプロパティでもOKだよ。
プロパティウインドウが開き、【セキュリティタブ】をクリック。すると【セキュリティ方法】というプルダウンメニューが出てきます。デフォルトでは【セキュリティなし】が選択されています。
プルダウンメニューの【パスワードによるセキュリティ】を選択すると・・・
【パスワードによるセキュリティ設定画面】に遷移し、互換性のある形式が【Acrobat7.0およびそれ以降】がデフォルトで選択されています。これが問題の根源。
こいつを【Acrobat5.0およびそれ以降】にすると
【文章のすべてのコンテンツを暗号化】以外のラジオボタンがOFFになります。推測なんだけど、おそらくこの辺の便利機能やら、Acrobatの上位互換がプレビューと相性よくないのかなと。で、【文章を開くときにパスワードが必要】のチェックボックスにチェックするとパスワード入力欄がONになるので任意のパスワードを入力。入力するパスワードはテキストエディタとかで先にメモっておくと吉。パスワード入力欄下の権限枠で印刷に制限持たすこともできます。ホームランオフィスの制作実績は印刷できないように設定していますが、説明は省きますね。
パスワード入力後右下の【OK】ボタンを押すと、パスワード確認ウインドウが開くので入力して【OK】ボタンをクリック。
すると、セキュリティタブが開かれた状態に戻り、設定した内容が表示されます。【設定を変更】ボタンで再設定も可能。で、右下【OK】ボタンを押してコマンド+Sするなり、別名保存するなりでファイルを保存して閉じてください。以上でパスワードの設定は完了です。
プレビューで検証
プレビューで先ほど保存したファイルを開いてみよう!すると、NGモードの状態では見えてこなかった左側のサムネイルエリアが表示されているじゃないですか!早速設定したパスワードを入力してenter or returnをボコチーーーンと叩いてやってください!
ドリャーーーーー!!!!これが神を超越した力やーーーー!!!!
以上、Macのプレビューでも開くことができるパスワード付きPDFの作成方法でした。
パスワード無しだったら普通にプレビューでも開くことはできるんですよねー。
てか、プレビューのPDFに対する互換性が低いのってセキュリティ的にどうなのって思いますが、そこんとこどおなの?
プレビューが上位互換できるようになればこんなことにもならないのでは。コメントお待ちしております。

- この記事を書いたのは・・・ロックオン柳田
- 1978年生まれ。大阪育ち。
大学卒業後、音楽活動に熱中し、自分のWebサイトができたら最高だなと思い作ったのがきっかけ。
2015年ホームランオフィス設立。